2021年06月25日
マルシン エンフィールドNo2 Mk1 タンカーモデル 2in
ハートフォードのナガンに続いて、同世代のリボルバーが同時期にマルシンから発売されたのでポチりました。
今回購入したのは、マルシンのエンフィールドでも過去に製作されて無かったポリスタイプより短いタンカーモデルになります。ブラックHWの木グリ仕様です。
各インチに対応した発泡スチロールのモールドにビニールに包まれた本体が入ってます。
内容物は本体、取説、カートリッジ、ローディングロッドになります。
中折れ式のリボルバーでイギリスのウェブリー&スコット社が1879年に開発したNo1 Mk1を第二次世界大戦前に改良したNo2 Mk1です。通常のモデルより短い2インチのタンカーモデルは狭い車内での引っ掛かりを避ける為、ハンマーの指掛けが無いダブルアクションオンリーのスターモデルとなっています。まあ大型のグリップに対して極度に短いバレルがヘンテコな形になっています。
ハンマーをコッキングして左側にある開放レバーを親指で押す事によりシリンダー前部から中折れします。その時にエジェクターが突き出して廃莢する構造になります。
現在の横にスイングするシリンダーより上に開放するので装填しやすいと思いますが、普及しませんでした。日本の二十六式拳銃も同じ中折れ式です。
短いバレルですがモデルガンなのでしっかりとインサートが入ってます。
フロントサイトは金属製の別パーツになってますが固定されていて調整出来ません
エジェクターを出す為にシリンダー前部にはメカメカしくパーツが装着しています。
ハンマーは指掛けが無いタイプですがコッキングは出来ます。ファイアピンが下向きなのはご愛嬌で
トリガーは幅広で引きやすくなってます。ダブルアクションオンリーなので重いのが欠点です。
開放レバーです。金属製でこの銃の特徴的なパーツです。
立派な木グリが装着しています。通常のモデルより大型なスターグリップと呼ばれています。
グリップの下にはミリタリっぽくランヤードのリングが装着しています。
リヤサイトは開放レバーにあります。
付属のカートリッジです。380口径ですが通常のリボルバーのカートより短いです。
弾頭から分解出来るシングルキャップ仕様のカートリッジです。
社外ですがC-Tecのカートリッジも購入しました。
ちゃんとキャップの装填方法のシオリもあり親切です。
流石にC-Tecですので品質は高いです。空撃ちも出来る様にスプリングも付属しており、シングル、ダブル、トリプルとキャップ数も選択出来ます。
刻印もぬかりないです。
右側がマルシンで左側がC-Tec
通常の38SPLの銃にも使えます。
ナガンから比べると遥かに装填しやすいです。
カートリッジを入れると廃莢の状態が解りやすいです。意気良くスイングするとカートがバラけて廃莢して気持ち良いです。
最近は何故か大戦時期の鉄砲に興味があり、紹介してませんがタナカのK98kや38式小銃などもポチりました。たぶんコロナ渦で在宅が多いのでFPSゲームのヴェルダンに嵌っているのでしょうか、そんな渦中の中にナガンやエンフィールドの発売は私的には嬉しい事態です。
ではでは
2021年06月24日
ハートフォード Nagant M1895 リボルバー
今回はモデルガンネタですが、前々から発売を待ち焦がれていたハートフォードさんのナガン リボルバーM1895のモデルガンがようやく発売されましたのでポチりました。
ナガンM1895と聞き慣れない拳銃ですが第一次世界大戦から第二次世界大戦とロシアの制式拳銃として活躍した拳銃です。
ロシア軍の制式拳銃ですが、ベルギーのナガン兄弟が製作した拳銃になります。
ハートフォードさんらしく箱の挿絵は展開図になってます。HaraHaってなんだ(・∀・)
箱の中は簡単な仕切りにビニールに包まれて本体が入ってます。
中身は本体、取説、ご愛用者カードのハガキ、カートリッジ、ローディングロッドとなります。
取説はパーツの展開図と分解組み立て方法が細かく記載しています。
このメカメカしく時代を感じさせるデザインが良いですね!こんなマニアック銃をモデルガンにしてくれたハートフォードさんには感謝です!
サイドプレートは金属製でロシアの星マークと製造年だと思われる1936の刻印がはいります。
この銃の特徴である発射時にシリンダーが前進してバレルとの隙間を無くしてシールドする機能がこのモデルガンでも再現されています。
一見すると現在のリボルバーの様にシリンダーがスイングして装填や排莢する様に見えますが、ピースメーカーみたいにローディングゲートを開けて一発づつ装填したり拝莢したりする方式になります。装弾数は7発入ります。ローディングゲートのテンション掛ける板バネが露出しているところが堪りません
このナガンには、シリンダーロックがありません、その代わりにローディングゲートがシリンダーロックの役割をする画期的な方式です。
エジェクションロッドを半時計回りに回して引きバレルの付け根から回すとエジェクターになります。モデルガンの拝莢はシリンダーにインサートがある為やりにくいです。
ハンマーも特徴的な形でファイアピンが長いのはシリンダーが前進する為です。
トリガーは少し前よりにあり三日月みたいな形なので力が入れやすくて引きやすいです。シリンダーを前後させる機能がありますので若干重い気がします。
グリップはこのモデルガンでは残念ながらプラですので今後にオプションで出る木グリを待ちたいところです。グリップは3ピースに別れておりサイドプレートごと外れます。
フロントサイトは金属製の別パーツになっておりモールドではありません、溝に装着してますので左右の調整は可能ですが弾が飛ばないモデルガンですので気分です。
リアは至ってシンプルに凹みだけです。
モデルガンなので銃口にはちゃんとインサートが入ってます。
シリンダーの外し方は、初めにエジェクションロッドを廃棄する手順と同じに、半時計回りで引きます。
バレルの付け根の部分とフレーム側にある印を回して合わせます。
印が合わさるとシリンダーのシャフトが引き抜けます。
ローディングゲートを開けてシリンダーを引き抜きます。
シリンダーを前後させる機構はハンマー引くとファイアピンが叩く辺りのガイドが突き出てシリンダーを前進させます。
シリンダーはロック機能や前後する機能など複雑な形になっています。しかも7発と、再現するには相当苦労したと思います。シリンダー前部のスリーブにはスプリングが入っておりシリンダーが後進する役目を果たしております。
付属のカートリッジです。弾頭があるタイプのカートですが、実銃はシールド機構の為弾頭が薬莢に引っ込んだ形状になり、少し異なります。ダブルキャップ仕様です。勿体無いので基本的に発火はしませんが、動画を見るとシリンダーから火花が見れるのでモデルガンではシールドの効果はあまり無いと思います。
開口部が広いのでピースメーカーよりは装填しやすいです。
このモデルガンの発表からかれこれ3年以上経ちますので、製品化するまでには相当な苦労があったと思います。それでも途中で諦めずにこんな完璧なナガンを製品化したハートフォードさんには頭が下がります。今後はオプションでサイレンサーなど企画してますので欲しいところです。
ではでは