2022年09月08日
P365のメンテナンス

こんばんは。
先日記事にしたSIG airsoftのP365ですが、スライドの引きがぎこちなくて、CO2ガスで撃っても途中からスライドが途中で引っ掛かり作動不良を起こし調子悪いのでメンテナンスしました。

マガジンを外して

ハンマーはコッキングした状態にします。
スライドとフレームを分離します。


レバーを右側に回して

スプリングガイドを中に押して
画像の様にスプリングガイドが凹んだ状態になれば

スライドを一杯ひいて



スライドを後ろから開く様に上げればロアフレームから外れます。P230やワルサーPPKの様な感じで分解出来ます。
(この方式でスライドがフレームから分離しない場合には後端のピンを抜いてインナーフレームごと抜きます。)

ブリーチはネジ3本外せば外れます。

フィールドストリップ状態
こう見るとマルイやVFCのGBBとは全く異なる構造で、ワルサーPPK見たいな感じですが、バレル周りや余計複雑な構造になってると思います。

スプリングガイドはワッシャーとゴムワッシャーとスプリングの構成です。

ブリーチにあたるパーツになります。
ユの字見たいなパーツがファイアピンにあたるパーツです。(ぎこちない動作になる要因の一つで、この部分でハンマーをコッキングしますが、接点の位置が違うとハンマーに引っ掛かりスライドが引け難くなります。)

ハンマーに接する部分で調整の肝になる部分です。

画像の様にユの字のパーツをプライヤーなどで曲げて調整します。

スライドの引きに抵抗がある場合は画像から下側に曲げて、逆にハンマー落ちた状態でスライドが引っ掛かる様に引け無い場合は画像から上側に曲げます。

ブリーチ側のハンマーと接する箇所との高さが合う様に調整します。

ファイアピンにあたるユの字のパーツはGBBのノズルにあたるピストンの中央にあるピンを押す役割をします。ハンマーが落ちるとこのパーツを叩いてピンがマガジンのバルブを開放してガスがピストンを押してブローバックします。
(ピンに黒い丸い紙みたいなのが付いてますが、これがシリンダーにガス流入量を減らして初速を下げています。取り外し禁物です)


この部分だけでブローバックさせるので、ストロークが短いからフルスライド出来ません

取り付けネジは3本とも長さや形状が違うので、外す時に覚えた方が良いです。タッピングビスなので舐めやすいから注意が必要です。(私のは調整の為何度か脱着したら舐めてしまいました)


スライドに戻してビスで取り付けます。


仮にスライドをフレームに装着して擦り合わせします。スムーズにスライドが引ける様になるまで先の要領で調整します。


スプリングガイドはワッシャーだけ取り付けます。
スプリングの径が狭いほうをスプリングガイド側に取り付けます。ゴムワッシャーの代わりに元のワッシャーと同じサイズのワッシャーがあれば取り付けたほうが良いです。(スライド脱着する時にゴムワッシャーがあるとスライドが引き切れずに脱着出来ない事があります)


スプリングガイドは装着の向きがあるので、完全にハマる様に回しながら取り付けます。
(スプリングの先端が広くなってますので、スライド側に入りずらい場合には、あらかじめスライド側にスプリングを装着したほうが装着しやすいです)

ワルサーPPKの様な固定バレルの装着みたいに、スライドをバレル側から引っ掛けて装着します。


レバーを戻して完了です。

ゴムワッシャー抜いたのでレバー関係無しにスライドが脱着出来る仕様になりました^^;
ワッシャーを一枚足す必要がありますが、またいつかぎこちない動作になるので、スライド脱着は必須になると思います。CO2装填での作動に問題無いのでこのままにします。
マルイやVFCのGBBに慣れている私にとっては正直に言って残念な構造です。外見だけ楽しむしか無いですね、海外のレビューでこの構造を知り得たので、もっと勉強してたら、たぶん購入はしてなかったと思います。
まあ構造は別にして、外見はすこぶる良い出来なので、鑑賞目的では買って損は無いと思います。
追記: 舐めてしまったブリーチのネジを修正しました。

2.5mmのタップでねじ山修正します。

ねじ山が新たに形成されてるのを確認します。

元のネジと2.5mmx8mmのなべネジです。

ネジが抵抗無く回せればOK

ブリーチを装着の時は細心の注意で回さないと、次に舐めたら後がありません
以上舐めたネジの修正です。
では
2022年09月03日
SIG airsoft P365

こんばんは
暑い日が続いてましたが、今日は凌げやすい気温ですが天気が悪いので、ずっと家に居ます。そんな中海外から荷物が届きました。
日本では未発売のSIG airsoftのCO2ガスガンのP365です。初速の関係で日本の法律の規準に合わない様でしたが、香港のオクタゴンエアソフトさんが日本の規準内にカスタムして日本向けに販売してくれた実にありがたい海外のショップでもあります。
初めての海外からエアガン本体の輸入なので、税関通るのか心配でしたが1週間程で到着しました。

海外では壁掛けで販売するのでしょうか、壁掛け用のベロがついてます。

裏箱にはイラストで各部の名称が書かれています。

本体のスペースより仕切りが無駄にデカいです。銃2丁が収まりそうです。


箱から比べても小さな銃で可愛いですね、SIGはP226とかゴツい印象があるので違和感があります。

内容ブツは本体とマガジンと取説です。
追記:仕切りの中にL型レンチとBB弾が入ってました。


銃だけ見るとSIG P320に似てますが、ひと回り程小さいです。アメリカではコンシールドキャリーガンの分類に入り秘匿性のある携行が要求される為、かなりコンパクトなサイズになってます。


パワーソースがCO2専用に設計されている為、スライドがフルスライドしないのが残念です。

エジェクションポートがスライドしてもクローズドされている様に見えますが、マガジンの部分です。

フロントサイトには緑色のドットが入りリアサイトは白色のドットが入ります。


マガジンはプラと金属で出来ており、途中からダブルカラムになる形状を再現しています。CO2ボンベを挿入する関係か、通常のガスガンみたいにガスルートが無くて、固定ガスガンみたいな形状になってます。


コンパクトながらもしっかりとセイフティがありちゃんと機能します。

グリップは一体型でスティピングがされており、SIG SAUER のロゴが入ります。

スライド左側はP365の刻印があります。

スライド右側には刻印が無くフレームにシリアルとSIG USAの所在地の刻印が入ります。

フレームの下には目立たない様にエアソフトに関しての刻印があります。

スライドストップ、リリースレバー、マガジンキャッチボタン、トリガーなどP320と同じ形状で統一されてます。

なんとアウターバレルにはサイレンサー用にタップが切られています。


マガジン抜いていると、ちゃんとオープンになりますが

マガジンを挿すとクローズどされます( ・∇・)
エジェクターがモールドなのが残念です。



マルイやVFCなどのガスブローバックガンに慣れていますと、実銃みたいなアクションが普通に出来て、スライド引いてスライドストップが掛かり、スライドストップをリリースしてスライドが戻りますが、このP365はスライド引いたら戻りません、スライドストップが掛かってますがリリースしてもスライドが戻りません、この段階で不良品じゃないかと思いますが、不良品じゃありません

このエアガンは手でフルスライドさせてアクションは出来ません、CO2での作動でしか、むやみにスライドを引かないほうが良いです。マガジン装填しないでスライド引くと物凄くぎこちないですが、不思議とCO2装填したマガジンで撃つと快調に動作しますし、ちゃんとスライドストップが掛かりリリースも出来ます。この感覚はかなり好みが分かれます。

CO2ガスカートリッジはマルシンのでも普通に使えます。

CO2ガスカートリッジのマガジンの装填はマガジン底の蓋を六角レンチで回して締めるだけです。

マガジンへのBB弾の装填は挿入口にガイドみたいなレバーがあり押しながら装填するので面倒臭いです。


兄貴分のP320との比較です。かなりコンパクトなのが解ります。

やはりフルスライド出来たほうが格好いいですね!


今回はSIG airsoftなのでVFCが製造している物だと思ってましたが、構造からしてCO2専用の設計で、フロンで作動するマグナやマルイのガスブローバック方式じゃないところがリアリティ派の私には残念ですが、CO2ガスガンとしての心地良い撃ち味はなかなかです。どちらかと言えばガスブローバックと言うより、固定スライドに近い感じだと思います。
では